十日戎(とおかえびす)で購入した福笹!これは神社に返すものなの?

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この記事では、十日戎購入した

福笹の返却について書いています!

「十日戎」と書いて

「とおかえびす」と読みます。

これは西日本を中心に広まっている

七福神のえびす様を奉るお祭りなので、

東日本に住んでいる方は

知らない人が多いかもしれません。

ちなみに私は知りませんでした。

知らない方でも、年の始めに

「今年の福男に俺はなる!」と

ダッシュで境内を走る多くの男性を

ニュースで見たことはあると思います。

これ、十日戎の祭事なんですよ。

十日戎では縁起物として、

笹をいただくことができます。

こうした笹だけでなく、

神社からいただいたものって

どうしたらよいか処分に悩みますよね。

そんな方に向けて、今回の情報をお届けします。

十日戎ってどんなお祭り?笹に込められた意味とは?

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前書きの通り、

十日戎は七福神のえびす様を

奉るお祭りです。

毎年1月9日から11日にかけて行われます。

「商売繁盛笹もってこい」の掛け声があがり、

福娘と呼ばれる巫女から

笹や、縁起物(子宝)をもらうことができます。

この笹は「福笹」と呼ばれ、

商売繁盛をはじめとするご利益があります。

ちなみにえびす様は

もともと商売繁盛のご利益がある神様ですが、

笹との直接的な関係はないようです。

福笹には孟宗竹の枝が使われており、

竹がもつ生命力や上に、

上にと伸びる姿から縁起物として使われています。

昔話でおなじみの「かぐや姫」で

竹から女の子が出てきた話もありますし、

古来より竹は人々にとって

身近で神霊が宿るものとして

信仰されていたようですね。

そして受け取った笹に

「野の幸」・「山の幸」・「海の幸」を象徴した

小さな飾りをつけて完成です。

どの飾りをもらうかは

あやかりたいご利益によって異なります。

ちなみに笹は無料で、飾りは有料

(高いものだと数万円するものもあるとか)。

お守りをいっぱい買い込んで

値が張るのと同じようなものですね。

商売人が集まるお祭りですから、

きっと買った分のご利益は

きっちり与えてくれそうだなと思います!

購入した神社か近所の神社に返納!縁起物なので感謝を込めて

福笹は1年経ったら

神社にお返し(返納)してください。

笹をいただいた神社に行き、

笹をお返しするための場所を見つけて

そこに預けてください。

どうしても見つからない場合は

巫女さんや神主さんに預けてもOKです。

返納に料金はかかりません。

気持ちとしていくらかお渡しする場合は、

多くても購入時の金額と同等程度で構いません。

これは笹に限らずお守りやお札など、

神社からいただいたものは

大体1年たったら新しいものを

いただくようにするのが普通です。

これはなぜかというと、

持ち帰ったお守りやお札に込められた

神様のパワーが俗世のケガれなどによって

だんだんと薄れてしまうから

だと考えられています。

お返しした笹やお守りは、

神社で「お焚き上げ」され

燃えて天に帰ります。

1年間、自分を守って

ご利益を授けてくれたことに

きちんと感謝を込めてお返ししてくださいね。

神様も「ありがとう」と言われることで喜び、

次の年も頑張ろうと思ってくださるはずです。

どうしても神社に行けない場合は?正しい処分方法を知ろう

遠方に行ってしまい、

どうしても購入した神社に

返しにいけないという事情がある場合は

どうしたらいいか。

実はお返しする場所は

購入した神社でなくても問題なく、

全国どこの神社でも大丈夫です。

どこの神社でも同じように

お焚き上げを行っているので、

まずは近くの神社に

納めにいくのが一番無難でしょう。

(ただし、お寺ではダメです。

神社でもらったものは神社に返してください。)

神社によって、返納したいものを郵送すると

受け取ってお焚き上げする方法も

とることができます。

宛名の所に、「返納希望」と書いて送ってください。

念のためこの方法をとって問題ないか、

購入した神社に電話で問い合わせてみると

さらに安心です。

この場合、気持ちとしてお金を渡すときは

定額小為替を利用しましょう。

近所に神社がない、どうしても返しにいけない、

という人は最終手段として

「清めてから捨てる」という方法があります。

白い半紙に包み、塩(粗塩)をひとつまみ振ってから

ごみ箱に入れればOKです。

どういった方法をとろうとも、

かならず感謝の気持ちを

しっかり込めてくださいね!

まとめ

十日戎で購入した福笹は、

1年たったら購入した神社に

お返ししてください。

役目を終えた古い笹は、

「昨年はありがとうございました」

という気持ちとともにお焚き上げされ、

天に帰ります。

その後は「今年も1年、よろしくお願いします」

という気持ちで新しい福笹をいただいてください。

十日戎をただのイベントとして

楽しむのではなく、

せっかくご利益をお願いするのであれば

きちんと礼節をもって

神様に向かい合うのが

大切なのではないでしょうか。

商売人は信用第一、

きちんとした対応を身につけていれば

商売繁盛間違いなし!ですね。

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