最近は、気温も高くなり
夏日を思わせるくらい
暑い日も多くなりましたよね。
夏日のような日は、
外へ行くと半袖や短パンなど
夏先取りの服装をしている人を
チラホラ見かけます。
私自身、寒がりで暑がりなので
夏日のような日は、
真夏の服装をしています。
念のため羽織るものを持って行くのですが、
あまり役立たずという感じです。
もうしばらくしたら、
夏服へ完全に
衣替えをしようと思っています。
季節としては、
もうすぐ梅雨で、
梅雨が明ければ夏が到来になります。
暑さで気になることといえば、
食中毒ですよね。
夏は本当に
腐るのが早くて困っちゃいます。
以前、実家にいたときに
カレーが夕食として出たのですが、
すぐに腐ってしまうということで
次の日の昼食までしか
カレーを楽しめませんでした。
また、職場には基本的に
お弁当を持って行ってたのですが、
夏場の時期は食中毒がこわいため
外で買うか、外で食べるかで
夏を乗り切っていました。
もし何かあったら…
と思うとこわいですよね。
特に主婦の方や
お子さんがいらっしゃる方は
敏感だと思います。
今回はそんな食中毒について
まとめさせていただきました。
これからのシーズン
嫌でもついてくる食中毒問題…
是非、チェックしていただいて
今後の参考にしていただければ
嬉しいです。
一緒に食中毒と戦っていきましょう!
食中毒の原因菌、何度で死滅?
そもそも食中毒とはどういったものなのか、
まず理解を深めていきましょう。
食中毒は、微生物・化学物質・
自然毒などの付着した食品などを
摂取することでおこる健康被害のことです。
症状としては、
腹痛・嘔吐・下痢・発熱などを伴い、
時には大規模な二次感染へと拡大をおこす
恐ろしい中毒になります。
原因物質によっては、
患者の嘔吐物や汚物等を介して
二次感染が拡大し、
大きな被害をもたらす場合もある
こわいものです。
次に、原因菌の種類についてお伝えします。
○サルモネラ属菌
主な原因食品は、
サルモネラに感染している肉や卵を
原材料として使用した場合。
潜伏期は5時間から72時間で、
回復は2,3日から数日となっています。
○カンピロバクター
主な原因食品は、
・食肉(特に鶏)
・不十分な殺菌による飲料水
・サラダなどが原因。
潜伏期は2日から7日で、
回復は4日から5日が平均的です。
○病原性大腸菌
主な原因食品は、糞便に汚染された
食肉からの二次汚染によるもので、
あらゆる食品が原因となる。
潜伏期は腸管出血性大腸菌の場合、
4日から14日で、
回復は2,3日が平均的です。
○腸炎ビブリオ
主な原因食品は、
魚介類の刺身や寿司類、
二次汚染された野菜の一夜漬けなどが原因。
潜伏期は10時間から24時間で、
回復は4日から5日です。
○ウェルシュ菌
主な原因食品は、肉類・魚介類・野菜及び
使用したこれらの煮物が最も多い。
(カレーやシチューなど)潜伏期は
6時間から18時間で、
回復は1日から2日になります。
これら5種類の原因菌は、
主に感染型のものになります。
特にウェルシュ菌はまさに、
これからの季節に
気をつけなければいけません。
では、この原因菌は
何度で死滅するのでしょうか。
○サルモネラ属菌
62度で30分加熱で死滅します。
○カンピロバクター
60度で30分加熱で死滅します。
○病原性大腸菌
75度で1分加熱で死滅します。
○腸炎ビブリオ
60度で10分加熱で死滅します。
ただし、ウェルシュ菌だけは
加熱しても死滅できない菌になるので、
注意が必要となります。
これからのシーズン
気をつけなければいけないウェルシュ菌は
加熱しても死滅しないなんて
少し厄介ですよね。
できるだけ気をつけるようにしましょう!
食中毒を防ごう!加熱時に押さえるべき3つのポイント
では、加熱時に
押さえるべきポイントは何でしょうか。
食中毒予防の原則は、
「つけない」「増やさない」「ころす」
になります。
これは食中毒を引き起こす
細菌やウイルスなど
原因物質を体内に取り入れない
具体的な予防策のキーワードになります。
「つけない」
下痢や嘔吐を起こす細菌やウイルスは、
食材を購入した時点で
既に肉や魚は細菌やウイルスに
汚染されていることがあります。
また野菜など生食する食材に
汚染された食材の
細菌やウイルスが付着しないように
注意することが大切になります。
「増やさない」
細菌は、温度・湿度・栄養の3つが揃うと
増殖します。
原因物質を少量摂取しても
発病しないことが多いですが、
大量に摂取することで
嘔吐や下痢の症状があらわれます。
そのため原因物質を増やさない様に
特に温度管理を徹底することが大切です。
「ころす」
細菌・ウイルス・寄生虫などの
微生物の多くは、
熱に弱く十分に加熱して死滅することで
予防できます。
中心部分までしっかり加熱することが
ポイントです。
まとめ
どうでしたでしょうか。
まずは、しっかり加熱することが
大事なんですね。
今から気をつけていきましょう!