極度の緊張や、ストレスが加わると、
へその下辺りが痛くなり、
便意を催してしまうのが、
過敏性腸症候群です。
過敏性腸症候群のはっきりした原因は
わかりませんが、20代~30代の
働きざかりのサラリーマンに
多いことから、
仕事や、人間関係など、
極度の緊張やストレスが
原因の1つではないかとされています。
命にかかわる重篤な疾患ではないものの、
お腹が痛くなるだけではなく、
下痢の症状なども伴う事が多く、
通勤や外せない会議の最中など、
時や、場所を選ばずに
このような症状がでることもあるので、
患者にとってみたら、
さまざまな慢性疾患の中でも、
かなり、苦痛をしいられる疾患の1つと
いえるのではないでしょうか。
あなたは我慢強くないですか?
この、過敏性腸症候群ですが、
女性は便秘になるタイプが多く、
男性は先程も述べたように
下痢になるタイプが多いようです。
いずれにせよ、下腹部に不快感が現れます。
性格的には、我慢強く
自己を押さえ込んでしまうタイプの人に
現れやすい症状と言えます。
我慢できなくなると、
腹に据えかねるといいますよね。
確かに、世の中我慢する事は大事ですけど、
喜怒哀楽があって人間です。
必要以上に喜怒哀楽まで、
我慢してしまっていませんか?
楽しい時は笑い、
うれしい時は素直に喜んで、
頭にきたら怒る。
悲しかったら泣いてもいいんです。
我慢に我慢を重ねて、
心のSOSが体に出てしまっているのですから、
自分を少し甘やかせて見る事も大事です。
かといっても、喜怒哀楽を
どう表現してよいのかわからない場合も
ありますよね。
そんな時は、迷うことなく
神経科のカウンセリングを受けてみるのも
1つの方法です。
人は、1人で生きているわけではないです。
助けを求めて手を差し伸べてみましょう。
差し伸べたあなたの手を
必ず誰かが掴んでくれるはずですから。
まずは、差し伸べる!!これが大事です!
差し伸べられるのを
待っていてはダメですよ。
中には重篤な病気も・・・
過敏性腸症候群は、
ストレスからおこる事が多いので、
先に述べたように、
必要以上に自分を押し殺さないように
しましょう。
といいましたが、
とはいっても、生まれ持った性格が
大きく影響していることなので、
なかなか改善が難しいともいえますよね。
悩みや、ストレス、緊張感などが続くと、
誰もが胃腸に出やすいですよね。
食欲はなくなるし、吐き気がしたり、
吐いたり、下したり、痛くなったり。
こういった症状は、普段から、
お腹に自信のある人でも、
ストレスで生じることがありますよね。
上手にストレスを解消できる人は、
それらの症状も一過性にできますよね。
(あ、ちょっと、
ストレスたまってるかな?
疲れ気味かな?って気分転換できる人)
気をつけて欲しいのは、
胃腸が弱い事が日常当たり前と
なってしまっている人です。
考えてみてください。
胃腸は体を作る栄養となるものを
一番最初に取り込んでくれる器官です。
それが弱いままでいいわけないのですから。
神経が繊細な人に細身の人が多いのは、
もしかして、
そこにあるのかものしれませんが・・・
慢性的な胃腸の不調は症状が酷くなり、
やがて、ストレスから来る胃潰瘍に
なってしまったり、
あるいは、ガス溜まりや便秘を
繰りかえりしているうちに、
それが原因となり、腸閉塞という、
命にもかかわる、大きな疾患に
発展してしまう可能性もあります。
胃腸が弱いのは、
慢性的な胃腸の障害がある人は、
そういうリスクもあると言う事を
念頭におくべきでしょう。
そして、いつもと違うお腹の不快感、
痛みが起きた場合は、
あまり我慢せずに受診しましょう。
神経質な自分の慢性的な胃腸の不快感だと
片付けていたら、
重篤な胃腸の病気だったということも
ありますから!
まとめ
ストレスフリーの生活は
無理かもしれませんが、
自分を必要以上に追い詰めていませんか?
「腹に収まりきらず」で、
体は痛みや不快感で、
SOSのモールス信号を発しています。
あなたは、人にとても優しい方なのです。
しかしながら、たまには、
あなた自身にも優しく
自分に向き合ってみることから、
お腹の不調は
改善していくかもしれません。
自分を必要以上に
頑張らせる事はありません。