関節が痛む夫が病院にかかったら
痛風と診断されて帰ってきた!
私自身、痛風なんてなったことないし、
どんな症状なの?
出来ることなら夫の痛みも
分かってあげたい!と思い、
色々と検索している心優しい奥さん^ ^
まずはこちらのページをご覧いただき、
ありがとうございます。
今回は痛風の初期症状とはどんなものなのか。
また、もしも今後悪化してしまうと
どうなるのか、
分かりやすくご説明していきます。
初期は自覚症状がない…放っておくと危険な尿酸の結晶化
まず、痛風になる原因として
挙げられているのが、
現代人の食生活が欧米化
していることと
関わりがあると言われています。
動物性タンパク質や動物性脂質を
多く含む食事が中心ですと
血清尿酸値が高くなり、
関節に結晶化した尿酸が痛風を発症させて
しまうことがあります。
痛風の初期段階にも名称があり
「無症候群高尿酸血症期」と
呼ばれています。
この頃はまだ自覚症状はないのですが、
健康診断などで尿酸値は高く出ます。
もしも尿酸値が高かった場合には
すぐさま食生活の見直しを図り
適度な運動をするだけでも
尿酸値を下げることが出来ます。
もしこのまま初期症状を放っておくと、
だんだんと尿酸の結晶化が進み、
激痛を招きかねません。
最初は軽い痛み!悪化すると鎮痛剤も効かなくなることも
痛風は関節に炎症が起きて
痛みを発するので、痛む部位も
人それぞれです。
中でも足の親指の付け根が腫れ上がり、
痛みを伴う方が全体の7割を占めます。
足の親指以外にも足の甲や足の関節、
手の関節にも発症することがあります。
痛風にかかると、痛みが起こることを
「痛風発作」といいます。
この痛風発作は、
突然痛みだすことが多いのですが、
発作初期は前触れとして
足が重たかったり、
関節に違和感を感じる、などの
症状が起こることがあります。
そのような初期症状
(なんかいつもと違うな…)と感じたら
そのままにせず、
医師と相談するだけでも
適切なアドバイスと日々の
ちょっとした行いで、
激痛な発作を未然に防ぐことが出来るのも
痛風の特徴でもあります。
万が一、そのままの状態を継続していくと
前述した痛風の初期段階である
「無症候群性高尿酸血症期」を通過して、
次の段階の「急性痛風発作期」に
突入してしまいます。
「急性痛風発作期」はその名の通り、
発作の間隔が短く、
早急に医師の診断が必要です。
また「慢性結節性痛風期」と
呼ばれるものもあり、ここまで来ると
発作も頻回です。
この段階まで来てしまうと、
関節以外にも不調が起こり、
皮下組織にまで影響がおよび、
「痛風結節」という合併症も
引き起こしてしまいます。
「痛風結節」は皮下組織などに沈着した
いくつかの尿酸塩結晶が集まり、
大きな塊となって肉芽腫を起こします。
体の表面から見ても
白いコブのように見えます。
痛風は常に痛む訳ではないので、
痛みが引くとついつい病院に行かず、
そのままにしている方が多いのですが、
この状態になるまで放置していると
症状はどんどん悪化の一途を辿ります。
鎮痛剤が効かない事は勿論、
痛風結節が出来てしまうと
結節の内容物は
尿酸ナトリウムという物質から
出来ているのですが、
結節の出来ている関節は
尿酸ナトリウムの働きにより
破壊されていきます。
この尿酸ナトリウムの塊は肝臓の髄質にも
出来ているため、腎機能にも影響があり、
腎障害が引き起こります。
高尿酸血症でもあるので
尿路結石にもなりかねません。
他にも痛風は様々な合併症を
引き起こす可能性があります。
痛風と合併した腎障害は腎不全を引き起こし、
脳血管障害、虚血性疾患など、
発症した病気の元を辿ると、なんと初めは
痛風から来ていた!
なんてことにもなりかねません。
まとめ
痛風は体質的に男性がなりやすいようです。
痛みも一時的な為つい放っておく方も
多いようですが、
発症してからではすでに他の合併症を
引き起こしている可能性もありますので
健康診断や何か違和感があり、
尿酸値が高いことが分かった時点で
食生活の見直し、
適度な運動を心掛けるなど、
ちょっとした事でも未然に
防ぐことの出来る症状なのです。
男性はつい奥様がいると
安心してあまりご自身の体調管理を
なさらない方もいらっしゃいますので、
ここはひとつ奥様が優しく
アドバイスをするだけでも、
旦那様が日常生活で体調に少し
気を付けてくれるきっかけに
なるのではないでしょうか^ ^?