お子さんが最近ゲームやテレビ、
もしくは勉強などで
夜更かしをしていませんか?
お子さんの睡眠不足が
気になりませんか?
子供の睡眠不足は、
成長の妨げにもなります。
睡眠不足が及ぼす、
子供への影響について
お話しましょう。
睡眠時間が、
どうして重要なのかについても
お伝えしていきます。
子供の睡眠不足は身体だけじゃなく心の成長も阻害する!
子供の睡眠不足は、
成長の発達に影響を与えるだけでなく、
注意力や集中力の低下をもたらします。
まず、睡眠不足は
脳の発達の妨げになります。
前頭葉のシナプス密度は
5歳頃がピーク。
そして10歳頃には、
脳内の神経ネットワークが完成する、
と言われています。
記憶力や思考力、学習力など
脳を健全に発達させるためには、
十分な睡眠時間が必要不可欠です。
睡眠不足の子供は、
日中眠気に襲われることが多いもの。
ですので常にイライラしたり、
怒りっぽくなる。
多動、衝動行為を行う、
という子供に育ってしまいます。
小学生くらいであれば、
学力が伸びなかったり、
問題行動が増えることにも繋がります。
原因は、睡眠不足により
セロトニンというホルモンが
不足するためです。
また交感神経が
常に活動している状態ですので、
ノルアドレナリンが分泌されて、
情緒不安定になります。
その他、身体に起こる
悪影響としては、
- 肥満になりやすい
- 運動神経の発達が遅れやすい
- 身体の成長が遅れる
- 免疫力が下がる
- アレルギー体質になりやすい
などが挙げられます。
睡眠不足が、
成長ホルモンとメラトニンの分泌を
妨げてしまうからです。
睡眠不足が続くと、
睡眠障害に陥ることもあります。
夜尿や睡眠時遊行症、
睡眠時驚愕症などがあります。
5歳以上のお子さんでも
週2回以上おねしょをしてしまう。
また睡眠中、起き上がって
ウロウロしてしまう。
夜叫び声を上げる。
こういったことが主な症状です。
一過性の症状が多いですが、
一度なってしまうと、
パパママは心配になりますよね。
ひどい場合は、病院へ相談することも
考えましょう。
寝ている時間帯も子供の成長には欠かせない!
子供の睡眠時間は、
大人よりも大切です。
- 1-2歳児 →11~14時間
- 3~5歳 →11~13時間
- 6~13歳 →9~11時間
これだけの睡眠時間が必要と言われています。
子供は睡眠中に、
成長ホルモンがたくさん分泌されて、
体の成長を促しています。
骨や皮膚、筋肉など、
組織の成長を促進させるために、
睡眠がたくさん必要なんです。
具体例としては、
骨の軟骨細胞の分裂。
この分裂が、骨を大きくして、
身長を伸ばすということです。
ですが睡眠時間が減ると、
成長ホルモンの分泌が足りず、
そのまま朝になってしまいます。
そして他のお子さんより、
成長が遅れ気味になるのです。
特に、成長ホルモンは、
子供が寝ている時間の内で、
21~23時頃に作られます。
そして22時~2時は、
分泌量が一番増える時間です。
ですのでこの時間帯は、
必ず寝させるようにしましょう。
特に成長ホルモンは、
就寝後2時間後から大量分泌が始まります。
ですので夜21時には、
ちゃんと毎日寝るようにしたほうが良いでしょう。
また身体の成長だけではありません。
近年問題になっている
子供の生活習慣病も
睡眠時間を十分取ることで防げます。
成長ホルモンは、
タンパク質を合成して筋力をつけます。
筋力があれば、
炭水化物や糖質の代謝を促進します。
- 肥満
- 糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症
などを予防出来ます。
まとめ
お子さんの睡眠不足は、
心身共に悪影響を与えることが
分かりました。
お子さんの睡眠時間を確保するためには、
パパやママの生活習慣も重要です。
特にフルタイムで共働きの家庭は、
お子さんの就寝時間が遅くなりがち。
お子さんの成長が
問題なく出来るよう、
タイムスケジュールを
見直してくださいね。