子供ってすぐに風邪を引いて
熱を出したりしませんか?
小児科を受診して薬をもらっても
良くならずに熱が余計に上がったり、
下がることなく苦しんでいる子供を見ると
内心テンパりますよね。
なかなか熱が下がらなかったら、
私達親はとても心配になります。
「何か大変な病気なんじゃ・・・」
なんて思うこともあると思いますが、
果たして子供の熱は何が原因で出ていて
下がらないときに私達親は
何をしてあげるのがいいのでしょうか?
子供の熱が下がらないなど
熱について分かりやすく
ご紹介していこうと思いますので、
是非参考にしていただけたらと思います。
子供の熱の原因とは?
子供の熱としては、
よく風邪が思い浮かぶと思います。
しかし、風邪だけではない熱も
あるのですが、代表的な熱の原因について
ご紹介していきます。
インフルエンザ
冬から春先に多く流行する病気で、
流行前に予防接種をするのですが、
A型B型があるようで、型が
予防接種で打たなかった方が感染する
可能性があります。
突然、38℃以上の高熱が出て同時期に、
悪寒や頭痛、筋肉痛、関節痛、
全身倦怠感などの症状が現われ、
次第に元気がなくなって食欲がなくなり、
ぐったりしてしまうこともあります。
マイコプラズマ感染症
マイコプラズマ感染症は、
ウイルス性の感染症じゃありません。
「マイコプラズマニューモニエ」という
細菌により引き起こされて
発症する病気と言われています。
一年中感染、発症する可能性があると
言われていて、秋の終わり頃~春先にかけて
流行しやすいと言われていますが、
オリンピックが開催される年は
他の年に比べると流行しやすいと
言われています。
5~10歳の子供が発症することが多く
7~8歳がピークと言われていますが
大人も感染することがあると
言われています。
主な症状としては、
37~39℃の発熱に痰の絡んだ激しい咳や頭痛
全身の倦怠感などがあります。
ほとんどの場合発熱は2~3日で治まると
言われていますが、まれに40℃台の高熱が
1週間以上続くことがあり、
入院になってしまうこともあると
言われています。
マイコプラズマ感染症は、
咳などでの飛沫感染で
広がっていくのですが、
感染力はさほど強くないと言われています。
アデノウイルス感染症(プール熱)
咽頭炎や結膜炎と同時に、突然、
39℃以上の高熱が出ます。
感染力が異常に強いのも特徴で
高熱が1週間位続くのですが
これといった薬がなく
自然治癒を待つしかない病気と
言われています。
みずぼうそう
みずぼうそうは「水痘」とも言われていて、
水痘帯状疱疹ウイルスというものによって
引き起こされる病気と言われています。
感染力が非常に強く、9歳までに
ほとんどの子供がかかると言われています。
症状としては、37℃前後の発熱に加え、
食欲の低下、軽い頭痛
水泡を伴う全身の発疹です。
中には合併症を発症してしまう
場合もあるので急な高熱や呼吸が
苦しくなったり、頭痛や吐き気などが
起こった場合には注意が必要になります。
重症化してしまうと、肺炎、無菌性髄膜炎、
気管支炎、熱性けいれんなどを
引き起こす可能性もあるため
症状の変化に気を付けてみてください!
熱が下がらない子供を前に、保護者がすべき対応とは?
受診して薬をもらったとしても、
なかなか熱が下がらないときに
どんなことをするといいのでしょうか?
まずは、しっかり水分を取らせることです!
熱が出ていると、体は熱を下げようと
頑張って働いてくれています。
そのときに熱を下げようと
体内の水分を使い汗などをかいて
体温をいつもの平熱に戻そうとするため
いつも以上に水分が必要になってきます。
水ばかりだと体内の塩分が薄まり
余計に体調が悪くなるので
適度にポカリスエットなども取り入れて
水分と塩分を補給するようにしましょう。
水分の他は、安静に快適に
休ませてあげることです!
食事は無理にあげなくても大丈夫、
食べられそうなときに消化の良いものを
食べられる分だけ食べてもらうことが
いいですよ。
安静に快適にとは、
暑がっているのにも関わらず
熱があるからといって熱を下げるためにと
無理に布団をたくさん被せる必要は
ありません。暑がっているのであれば
子供に聞いてみて布団の枚数などを
調節してあげてくださいね。
子供の平熱と発熱は?
大人では37℃を越えてしまうと
体が辛くなってきて動きづらくなることから
発熱と考えるそうですが、
子供は大人と比べると体温が高めなので、
新生児から小学生くらいまでは
大体36.5~37.3℃くらいが
平熱だと言われる体温です。
子供の場合、一般的には
37.5℃以上を発熱と言われていて、
38.5℃以上を高熱と言われています。
まとめ
子供は大人よりも平熱が高いですが、
熱があっても元気な場合が
多いのではないかと思います。
しかし、それゆえに
子供の熱に気付いたときには
だいぶ熱が高くなっていて大変です、
そして合併症なども引き起こす可能性も
高くなってしまうこともあるそうですので、
日頃から子供の様子をきちんと見て
何か変化がないかを
すぐに分かるといいですね!