あなたは「カソーダ」
というものを知っていますか?
私はネット広告などで
「シミがポロポロとれる!」という
売り文句を見かけたことはある、
という程度でした。
気になって調べてみたところ
ちょっとこわいくらい驚きの効果と、
それに伴うちょっとこわい副作用の
ことがわかりました。
シミ取りに興味があるそこのあなた、
「カソーダ」を試してみる前に
この記事を読んで
詳しくなっておきましょう!
カソーダのデメリット きちんと把握してますか?!
そもそも「カソーダ」ってなに?
という方にむけて
詳しく説明していきます。
「カソーダ(CASODA)」は、
シミやほくろ、アザ、イボなどが
まるでかさぶたを剥がすように
取れてしまうという、
海外製品の商品名です。
Amazonの商品ページはこちら↓
価格は1500円ほどのようです。
なくしたいシミや
ほくろに直接塗ると、
最初は赤くただれたような感じになります。
それが次第にかさぶたになり、
そのかさぶたが取れる頃に
シミやほくろも一緒に
ぽろっととれるという商品です。
美容外科などで行われる
レーザーによる治療は
保険適用外になることが多く、
非常にお金がかかります。
そのため安価で
効果が高いといわれる
「カソーダ」が人気になり、
品切れ状態が続いている
という状態です。
実はこの「カソーダ」、
「重曹」と「ひまし油」で
手作りできるんです!
重曹とひまし油を2:1で混ぜて
クリーム状になれば出来上がりです。
かならず清潔な容器で
作ってくださいね。
ひまし油は酸化しやすい油なので、
使う分だけ都度作るように
するのがよいでしょう。
ちなみにひまし油は
カスターオイル、
キャスターオイルという名前で
売られていることもあります。
なるべく純度が高いものを
選ぶのがポイントです。
こうしてものすごく
話題になっている「カソーダ」ですが、
とても強力な分、失敗した時の
リスクも大きくなっています。
使ったときのデメリット、
しっかり把握していますか?
そもそも「カソーダ」は本来、
顔への使用は推奨されていないこと、
知っていましたか?
恐ろしいカソーダの副作用…試す前に知っておこう!
「カソーダ」を使うと
なぜシミやほくろが取れるのでしょうか?
原理はピーリングと一緒です。
いまのお肌をアルカリ性の重曹が
溶かしながら削り、
ひまし油でお肌の回復を助けることにより
ターンオーバーを促進しているのです。
つまりお肌を一度壊して、
シミやほくろのない
キレイなお肌を新しく
生み出しているわけです。
なんとなく危険そうな
イメージが出てきましたか?
もちろん適切な使い方をすれば
危険ではないので、
心配してはいけません。
ただ、危険なことをやっている
という気持ちで慎重に行うのが無難です。
リスク1.治療中は一時的に悪化する
「カソーダ」を塗った部分は
一時的に軽い火傷と
同等な状態になります。
赤くなったり、ヒリヒリしたり、
あるいは痒くなったりもします。
このときお肌に炎症が起きるので、
色素であるメラニンが
一時的に増加します。
端的に言うと、治療中は
普段よりもひどいことになります。
悪化してから
かさぶたになって取れるまで、
個人差がありますが
1週間から3週間くらいかかります。
顔のような目立つところの場合は、
予定を調整しておいた方がいいでしょう。
悪化したことに絶望して
無理に使用を続けてしまったり、
量を増やしてしまうと
さらに悪化する可能性があります。
そういうものだと思って
ドンと構えましょう。
リスク2.更に濃いしみになった、他の部分にまで広がった
「カソーダ」はとても強力なので、
健康な部位の肌に
かなり大きい負担をかけます。
「カソーダ」を使う時は
つまようじで、
落としたいシミやほくろに
ピンポイントで使ってください。
間違っても顔全体に使わないこと!
内部に炎症を起こして
毛細血管が拡張し、
赤ら顔になることもあります。
またリスク1で述べたように、
「カソーダ」を使っている最中は
お肌に炎症が起きている状態です。
増加したメラミンが
そのまま色素沈着をおこし
更にシミが濃くなったという
副作用が起きやすいことも
覚悟してください。
新しくできた皮膚表面は
非常に敏感になっています。
そこに紫外線を浴びたら、
亜肌に気を付けている皆さんなら
言わなくてもわかると思います。
徹底的なUVケアと、
お肌を早く直すための
保湿を丁寧に行って下さい。
リスク3.お肌の凹凸が悪化した
ひまし油はお肌の凸凹を
改善する効果もありますが、
効果が強すぎて逆に凸凹が
ひどくなるケースがあります。
なぜかというと、
重曹のお肌を溶かす効果が
強すぎるからです。
ニキビ跡のクレーターなど、
本来はあまり刺激を与えないで
直すのが好ましい場合は
逆に悪化する可能性があるんです。
いまの肌質が「敏感肌」に
傾いている人は特に注意してください。
まとめ
劇的に効くと評判の「カソーダ」。
強い薬にはそれに見合う
リスクもついてくるものです。
使う時は必ず目立たないところで
パッチテストしてから行いましょう。
ひどい痛みや赤みが出ずに
自然とかさぶたが出来たら、
使用OK!というのが目安です。
ずっと気になっていた
シミやほくろが取れてすごくうれしい!
という声もたくさんあります。
使う時は十分危険なこと、
リスクをしっかりと
把握してから行ってくださいね。