チタンメッキとはどのような物質?その優れた効果に迫る!

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たまに耳にするチタン

チタンはいつから使われているか

ご存知ですか?

実は、人間がチタンを使うようになってから

まだ50年しか経っておらず、

他の金属と比べると

非常に歴史の浅いものになります。

チタンの特徴としては、

軽い・強い・錆びない

3つがあげられます。

まず、軽さですが

密度を比べることによってわかります。

どういうことかというと、

例えば満杯に水の入ったバケツと

半分水の入ったバケツの重さを比べたら、

水が半分しか入っていないバケツの方が

軽いようですよね?

このように密度が少なければ、

軽い金属になるということです。

チタンはアルミニウムには及ばないものの、

鉄の3分の2ほどの重さになります。

銅と比べるとおよそ半分くらいです。

次に強さですが、実はチタン

高い温度になると変身するのです。

885度を越えると、

結晶が熱に強い構造に変わるため、

非常に熱に対して強い金属であると

言えます。

銅・鉄・アルミニウムに比べて、

熱して溶ける温度が1番高いのです。

また錆びないという特徴ですが、

海水を思ってもらえるといいかも

しれません。

銅・鉄・アルミニウムに比べると

チタンは海水に強いです。

海や川の中でも錆びにくいので、

橋の足などに使われたりします。

また、酸にも強くて

溶けにくい・崩れにくい金属が

チタンになります。

そんな便利なチタンに

コーティングすることを、

チタンメッキと言います。

今回は

チタンメッキについてまとめたので、

是非読んでいただければと思います。

チタン単独のメッキはない?実はチタンそのものがメッキに向いてないの?

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チタン単独のメッキ

そもそもないのが現状です。

チタンは難加工の材料です。

伸線加工や切削加工の難しい材料と

なっています。

その原因として、熱伝導率が低く

比熱が小さいことにあります。

チタンはもともと活性な物質で、

化学反応を起こしやすい性質があります。

熱伝導率や比熱が小さいと、

加工している部分の温度が急激に上昇して、

化学反応が促進され、

チタンと相手部分がすぐに

焼きついてしまいます。

また、バネを製造する場合

コリリングやマシンで

チタンを巻取りすると、

ワイヤーガイドやコイリングピンが

焼きつく可能性があるのです。

芯金で巻取れば問題ないですが、

大量生産には向いていません。

焼きつき防止のため、

バネに使用するチタン材料に

ニッケルメッキをする対策はありますが、

コストが高くついてしまうのが

難点となっています。

なので、チタンそのものがメッキには

あまり向いていない金属なんですね。

次はチタンメッキの種類について

見ていきたいと思います。

チタンメッキは主に3種類。メッキ職人さんなら不可能を可能にできる?

チタンは比強度が最も高い金属で、

耐食性も抜群に素晴らしいことから

耐食安全性が不可欠な航空機や化学工業・

海水淡水化機器・食品工業などの

重要保安部品に多く利用されています。

このチタンの優れた耐食性は、

チタン表面に形成されている

極薄の不動態化皮膜から生じています。

最近では生体無毒ということから、

医療関係でも利用が拡大しています。

では、チタンメッキの種類について

見ていきましょう。

チタンメッキは主に3種類

わかれてきます。

○JISチタン 1種

用途としては、各種陽極材料になります。

○JISチタン 2種

用途としては、塩化物・有機酸を扱う

各種化学機器装置用になります。

○JISチタン 3種

用途としては、

化学プロセス装置用になります。

以上の3種類にわかれています。

また、会社によっては今まで困難だった

サイズや形状・材質に成膜をつくり、

金属・樹脂・ガラス・紙・繊維・シリコン

などをヘコートすることも可能

なってきています。

まとめ

どうでしたでしょうか。

私自身、正直化学系が得意ではないので

少し難しい内容でしたが、

チタンの性質やチタンメッキについて大体は

理解することができたので

よかったかなと思っています。

また、チタンの歴史が浅いことには

驚きました。

ずっと前からあるものだと思っていたので、

歴史的にはまだ使われてから

50年ということで、びっくりしました。

科学の発展により

コーティング技術などが

豊富になってきていて、

これからますますチタンの形が

変わってくるのかなぁと思いました。

今後の技術にますます期待が高まりますね。

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