結婚すると、恋人時代の時のようには
いかないのが世の常。
痘痕もえくぼだったのに、えくぼまで、
痘痕になってしまうのが、結婚後。
お互い慣れてくると、
恋人時代や、新婚時代の謙虚さや、
恥じらいなんてどこ吹く風。
毎日が無礼講になり、
お互いに思いやる気持ちが
うせてしまうなんてこともしばし。
妻にも言い分はあり、夫にも言い分がある。
喧嘩をしながらも、
コミュニケーションがとれていれば、
全然無礼講なんて、平気。
それが夫婦関係の気兼ねのない、いい所。
な、はず…なんですが、
最近、家に帰りたくないと
本気とも冗談ともつかない事を口にする
サラリーマンは多いですよね。
飲み会で
「うちのかーちゃん、怖くてなぁ~」
なんて笑っていっているうちは、まだマシ。
本当に重症になってくると、
暗い顔して、終業になると、
ため息をついているサラリーマンパパも
いるんでしょうね。
終業と同時に頭の中で、
帰らずに済む方法や理由を
考えるようになっていたら、
それは帰宅恐怖症かもしれません。
帰宅恐怖症が酷くなると、
終業時間とともに、胃が痛くなったり、
訳もなく息苦しくなったりと、
自律神経を病んでしまい、
健康を害することもあります。
最悪、帰宅恐怖症から離婚という
悲しい結末を迎えることもあるとの事。
そうなる前になんとか、
解決する方法を見つけたいものです。
「夫婦で食事会!?」
会社で上司の顔色を伺いながら仕事をして
疲れて帰って、なんでまた、
家にまで帰って女房や子供の顔色伺わないと
いけないんだよ。
って思っていませんか?旦那様。
そこです。そこ。
今や、共稼ぎ時代。
奥様も仕事はしているんです。
パート、アルバイト、雇用形態は
関係ないんです。旦那さんが、
会社でもまれて帰ってくるのと同じです。
奥様ももまれてきているんです。
同志ですよ。気がついていますか?
なのに、たとえばそこで、
雇用形態で上下の差を勝手につけて、
パートなんだから家事も子育てもやって
当たり前だろう。とやってはNGです。
奥様としては、
旦那様に同志扱いしてほしいのですよ。
なのに、自分は正社員で忙しいから、
家事は任せた。
子育ては俺は給料稼いできてるだろ!
それで参加しているでは、
よっぽどできた奥さんでなければ、
爆発もします。
(旦那がよっぽど稼いできてれば話は、
別でしょうが…月収ウンビャク万とか…
一般サラリーマンには無理な金額でしょ?)
自分も、似たような境遇で
頑張っているのに、
旦那様がそれを理解してないと、
奥さんが感じていれば、
旦那の顔をみたとたん、
爆弾のスイッチが当然、入りますからね。
破壊力抜群の愚痴攻撃、不満攻撃、
見下し攻撃とありとあらゆる爆風を
食らう羽目になります。
奥さんは、
旦那様に同志扱いしてほしいのです。
難しいことじゃありませんよ!!
コミュニケーションは
職場の仲間取りますよね。
飲み会したり、食事会したり。
奥さんともたまには
食事会をすればいいんです。
(飲める奥さんなら、飲み会)
子供が小さくて、たとえば、
ご両親に預けられないなら、いっそのこと、
近くて安い所でいいので、
ホテルや旅館など、利用して、環境をかえて
コミュニケーションをとるべきです。
そこで、
お互いの気持ちを話してみましょう。
意外とお互い気がつかなかった事に
『気づき』がもてるかもしれませんよ。
「程よい距離感をたもちましょう」
いやぁ~、そんな食事会なんて、
こっちがプレゼントをしたって、
「こんなもんほしくないわよ!!
無駄な金使うな!」なんていう奴が、
って嘆く旦那もいるかもしれませんね。
ですから旦那さん、あなたの中で、
奥様はどんな存在なんですか?
交際している時のままの彼女を
基準に考えるのは無理ですからね。
人は環境によっても加齢によっても、
変わるもんです。
よくも変われば、悪くも変わります。
何よりも、あなた自身も
奥さんの目から見たら、
変わったと思うんですよ。
自分も変わっているのに、それを認めず、
相手の変貌振りだけ攻めていたら
お話になりません。
まずは、それを受け入れましょう。
会社で毎日顔を合わせる上司や部下にだって
いやな奴はいるでしょう?
でも、我慢できるのはなぜですか?
会社で過ごす時間の方が
奥さんといる時間より明らか長いですよね。
他人だと思うから?
同志だと思うから?
奥さんも家庭という会社を運営している
同志だと思えば、どうでしょう。
会社だって、運営が危うくなれば、
あいつ、嫌いだし…
なんてわがままいってられないですよね。
育てなくてはならない、
子供がいればなおさらです。
家庭での同志だと思えば、
お互いの嫌なところの許容範囲は
広がりますし、旦那さん自身も、
終業と同時に体に異変をともなう程の
帰宅恐怖症には
ならないのではないでしょうか。
お互いを拘束することなく、
離れすぎず近寄りすぎずの
程よい距離感を保ってみては
いかがでしょう。