普段の料理の時には
毎回お世話になる換気扇。
働き者の彼ですが、
お掃除でねぎらわれる機会は
少ないご家庭が多いのでは
ないでしょうか?
かくゆう我が家も
普段はまったくお手入れをしておらず、
いざ掃除をしようと思うと
油汚れでぎっしりしていて
余計に掃除が億劫になって…。
ギトギトになってしまった換気扇の汚れ、
できれば触りたくないし
簡単に落としたい。
そんなわがままを叶えてくれる
夢のような方法をご紹介します。
これで憂鬱な換気扇掃除とも
オサラバです!
換気扇のギトギト汚れにはつけおき洗いが効果的
換気扇の中をみると、
全体的にべとべとしているのが
わかると思います。
これは料理中に出た
水蒸気に含まれていた油が
周囲にこびりついている状態です。
この油汚れに空気中の
ゴミやホコリが絡まって、
どんどんこびりついていくんですね。
タバコを吸っているご家庭なら、
さらにヤニ成分も
追加されていることでしょう。
こうした汚れを放置することにより、
虫や雑菌、カビが繁殖します。
換気扇の回転効率も悪くなりますし、
衛生面でも心配が出てきます。
さらに放置をすると、サビが発生し
最悪の場合は故障してしまいます…。
本来キッチンの換気扇は、
1日1回さっとタオルで
拭いてあげるのがベストです。
定期的に簡単な掃除をすることで
油のこびりつきを防ぎ、
総合的に見るとお掃除の量が
少なくて済むのです。
徹底的にやるお掃除は
3~4か月に1回くらいがよいでしょう。
これから掃除の頻度をあげるにしても、
まずはこびりついた今までの汚れを
落とさなくてはいけませんね。
普通に洗剤でこすったとしても、
こびりついた汚れはなかなか落ちません。
それは洗剤が汚れと反応するのに
一定の時間が掛かるからなのです。
汚れのこびりつき度が高ければ高いほど、
洗剤が浸透して反応を始めるのに
時間がかかるんですね。
つまり汚れがたくさん
こびりついた換気扇のお掃除には
ゆっくり時間をかけて
洗剤を浸透させてあげる方法、
つけおき洗いが有効なのです。
換気扇の掃除をするには、
パーツの分解から
始めなくてはいけません。
安全のため換気扇の電源プラグを
コンセントから抜いてください。
そして汚れがキッチンに落ちてくるので、
新聞紙やビニールシートを敷いて
カバーをしておきましょう。
最後に手袋、マスクを
装着すれば完璧です。
さぁお掃除を始めましょう!
換気扇 つけおき洗いでスッキリきれいに蘇る!
取扱説明書を確認し、
換気扇からフィルターと
ファンの部分を外します。
ネジは通常と逆回りに
なっていることが多いので、
「外れない!」となった時は
落ち着いて逆方向に回してくださいね。
シンクが傷つかないように
タオルなどで保護をし、
45Lのゴミ袋を2枚重ねに
したものを用意します。
その中に外したフィルターと
ファンを入れ、お湯を入れます。
お湯の温度はできるだけ
沸騰したお湯を使いましょう。
そこに「重曹」をお湯10Lにつき
1カップ加え、軽く混ぜます。
そして少なくとも1時間、
できれば一晩放置します。
放置した後、取り出すと
汚れが浮き上がってきているはずです。
柔らかいスポンジや、
細かい部分は古い歯ブラシなどで
軽くこすってみると、
驚くほど汚れがとれます。
汚れ落とし後は
よく乾燥させてから戻してください。
ちなみにレンジフード部分は、
キッチンペーパーやタオルに
重曹水を染み込ませ、湿布のように
貼り付けてしばらく放置してから
タオルでこすると良く落ちますよ。
重曹以外にも効果がある方法が
いくつかあるので、
紹介していきます。
- セスキ炭酸ソーダでつけおき洗い
これも重曹とほぼ同じです。
セスキ炭酸ソーダの方が
水に溶けやすく、アルカリ性が
強いので重曹より少し洗浄力が高いです。
つけおき時間があまりとれない人は
こちらを使うと良いでしょう。
- 変色してしまうため
使えない素材があります。
事前にチェックしてから
使うようにしてください。
- 小麦粉を使う
小麦粉を換気扇の油汚れ部分に
まんべんなくたっぷりと振りかけ、
30分ほど放置します。
その後、小麦粉ごとこすると
汚れがびっくりするぐらい落ちます。
油汚れが小麦粉に吸収されて、
ポロポロ落ちていくのは
ちょっと快感です。
最後は水洗いをして
小麦粉を落とします。
細かい部分に小麦粉が入り込んで
落ちにくくなるのがネックなので、
大きなパーツだけで構成されている
換気扇にオススメな方法です。
- 食用油を使う
油は油で落とす作戦です。
これも小麦粉と同じ方法で、
油を全体的に塗ってしばらく放置、
新聞紙などで油をしっかり
落としてから水洗いをして終了です。
- 専用の洗剤を使う
換気扇の汚れを落とすのに
特化した洗剤を使って
汚れを落とします。
つけおきせずさっと汚れを
落とすことができるので、
忙しい方にオススメです。
こちら↓に情報が載っているので、
チェックしてみてください。
まとめ
換気扇に油汚れやホコリが
こびりついたまま放置すると、
カビや雑菌が繁殖して不衛生かつ
故障のリスクも上がります。
掃除は3~4か月に1回くらいの
頻度で行いましょう。
重曹を熱いお湯に溶かし、
そこにつけおきをすることで
汚れがかなり落ちやすくなります。
驚くほどキレイになるので、
換気扇掃除にハマるかもしれません。
キレイな台所で、
毎日気持ちよく過ごしましょう!