これからどんどん暑くなり、
ドライブ中にエアコンの使用が
必要となってくる季節ですね。
こんなときに肝心のエアコンがこわれたり、
あまり効かなくなったりすると
ショックですよね...。
窓を開けるだけでは耐えられなかったり、
窓を開けようと思っても
開けられない空気の悪い場所もあります。
エアコンが効かなくなった
故障の原因として、
とくに多いものを5つご紹介します。
◎エアコンガス不足
エアコンが効かない際の原因として、
まず思い当たるのが
エアコンガスの不足です。
その場合はエアコンガスを補充することで
問題は解決します。
しかしエアコンガスが
勝手に抜けてしまうことは
考えにくいです。
ガスを入れた後
すぐに無くなるようであれば、
どこかから漏れている可能性があるので
修理の必要があります。
◎コンプレッサーの故障
コンプレッサーは、
エアコンガスを圧縮するための部品です。
エアコンのスイッチを入れた際に、
カチンッという音が聞こえず、
エンジンの回転数にも変化がなければ、
コンプレッサーが作動していない
ということが考えられます。
◎コンデンサーの故障
コンデンサーは、
車の全面にある
網や格子状になっている部分の
すぐ裏側にあります。
エアコンの冷媒の熱を
放熱するための部品です。
冷風は出るが
時間と共に効きが悪くなるなら、
コンデンサーに異常があると考えられます。
◎エキスパンションバルブの故障
エキスパンションバルブは、
液化されたエアコンガスを
霧状に噴射することで、
一気に低圧低温にするための
小さい部品です。
ガス量は多くも少なくもないのに
冷風になっても極端に冷えが弱いときは、
バルブが開きすぎていたり、
詰まっていたりして、
ガスを循環させることが
出来なくなっていることが考えられます。
◎エバポレーターの故障
エバポレーターとは、
キンキンに冷えたエアコンガスの通り道で、
室内の除湿と、送られた空気を
冷却するための部品です。
もし、詰まったりしてしまうと、
送風を冷やすことが出来ないので、
エアコンからは
ぬるい風しか送られてきません。
エバポレーターやフィルターの汚れが原因?エバポレーターは専用クリーナーで掃除しよう!
エアコンの効きとは関係がありませんが、
車のエアコンのフィルターを
交換することが必要です。
そしてエバポレーターは、
エアコンのいやなにおいの
もとになっているので、
洗浄することをおすすめします。
◎フィルターを定期的に交換する
エアコンフィルターを購入しておくと、
取り外し方が説明書に書いてあるので
掃除するのにも便利です。
掃除の仕方は、
トレイにお湯をはり
ワイドマジックリンなどの洗剤を入れて
30分から1時間付け置き洗いです。
そのあと、
やさしく水ですすぎ洗いをしてください。
なま乾きだと
臭いエアコンになってしまいますので、
しっかりと乾燥させます。
掃除しても汚れがあまり落ちないようなら
交換してしまいましょう。
◎エバポレーターの洗浄
自分でするほうが、
ディーラーにお願いするよりも
安く済むので、
専用のクリーナーを買って洗浄しましょう。
まずは、助手席にある
グローブボックスを外すします。
次に、フィルター設置部分があるので、
外してください。
そこへ洗浄液を噴射するだけです。
どこが原因なのかわからない…整備工場で点検してもらおう
カーエアコンの寿命は
だいたい10年といわれています。
数か所の不具合を同時に修理すると
費用が10万円以上に
なってしまうこともあるようです。
長く使っていきたいのであれば、
定期的なメンテナンスやエアコン診断などを
行うことをおすすめします。
診断にかかる費用の相場は、
約8000~15000円となっています。
修理代というのは
車種によっても異なってきます。
異常があれば追加で
修理・交換に費用がかかってしまいますが、
大きなトラブルが発生する前に
修理できるのであれば効果的です。
まとめ
エアコンの故障と言っても、
考えられる原因は
さまざまであるということが
おわかりいただけたと思います。
ガスやコンプレッサー以外の部品に関しては
判断がむずかしいので、
ディーラーや整備工場へ
診断をお願いすることをおすすめします。
フェイルターやエバポレーターであれば
自分で清掃できるので、
節約の意味でも
定期的にメンテナンスしましょう!